講師の俳句 毎月更新

五月雨(さみだれ) 2017年6月

雑巾を固く絞れば急に夏

一本の柳刃の夏来たりけり

芍薬(しゃくやく)や訪問入浴来てをりぬ

牡丹(ぼうたん)の花牡丹の花に乗り

いつまでも外の明るき網戸かな

バーベルを一段重く椎の花

どこまでも見ゆる木の上椎の花

ヘッドホンして洗濯機使ふ夜 (夜濯ぎ=夏の季語)

五月雨のいま止んでゐる夜更(よふけ)かな

五月雨の夜更けて旅の支度(したく)かな

うち霽(は)れて滴る山の容(すがた)かな (山滴る=夏の季語)

夕立の傍(かたわら)にある机かな