講師の俳句 毎月更新

残暑    2017年9月

灼くる海滴る山や予讃線

太陽のうちかすみたる炎暑かな


太陽を削り削りて氷水 氷水・・・かき氷のこと


フェリーより見ゆ日盛(ひざかり)の無人島


朝ぐもり旅も最終日となりぬ 朝ぐもり・・・猛暑の朝は曇っていることが多い


心まだ旅にありけり夜の秋


(ひぐらし)や蹠(あしうら)を切る川の石


川を出て体ぬくしや秋の草


旅にありこの七夕竹を仰ぐ


知らぬ人と残暑の庭を眺めをり


番茶淹れ残暑しづかにありにけり


誰も彼も残暑の裸町の湯に


江の島や千の蜩ひもすがら  ひもすがら・・・一日中


糠雨(ぬかあめ)の降る盆入となりにけり


開けてあり秋の暑さの勝手口