講師の俳句 毎月更新

富士   2020年3月

何の木か冬を見送る姿あり

百年の煤竹の箸春の雪

メールあり別府は春の大雪と

しやぶしやぶとやれば若布(わかめ)に春の色

のどかさや生まれた雲のもう消えた

春の雲ゆく富士山の土手つ腹

茶畠も茶の片藪も日永かな

馬子唄や日永を堪(こら)へかねたるや