講師の俳句 毎月更新

跣足(はだし)  2026年9月

音といふ音夕立となりゐたり

白日傘三つ小江戸の街をゆく

ここにあることが不思議な跣足あり

我のものとも思へざる跣足かな

月光を踏みしめてゆく跣足かな

立秋や水平線を雲の峰

八月の後ろ姿や大仏(おおぼとけ)

八月や遊び疲れし臍(へそ)一つ

秋暑き野薊一つ生けてあり 薊(あざみ)