講師の俳句 毎月更新

初花  2026年4月

度外れに大きな一つ春の波

煌めきの生まるゝところ春の沖

また一軒若布を干して誰もゐず

交易や東風の白帆の五十ほど

雷一つ初花の枝長々と

初花や平日は鮎焼いてなく

花桃となるをためらふ一樹あり

一息に花桃となる雨ならむ

ひとつ又ひとついかにも雀の子